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MEMO

更新情報とだべり場

No.75

チ。のアニメを観ました。
めちゃくちゃネタバレのとりとめもない感想です。



読みたいなとは思いつつ踏み込むきっかけがないままだったのですが、XのTLでアニメに言及している方がいて、あ〜これは観た方がいいやつだな〜観たいな〜と気持ちが傾いて、運良く時間が取れたので2日で完走しました。てか1日で観ようと思ってたら2クールでびっくりした。時間あってよかった。


勝手にラファウくんが主人公の漫画だと思ってたんだけど、いや主人公ではあるけどそういう構成の話だと思ってなくてなるほどね〜と。てっきり大学に進学した先でバデーニさんに出会うとかそういう話だと…。それこそ生きてたら同世代だわな。
ラファウくん第一部を背負うだけのガンギマリ覚悟少年過ぎてよかった。ガンギマリ覚悟というよりは、あの年頃の万能感と純粋さゆえの思い切りの良さというか…いやでもガンギマリでないと毒は飲まん。
ポトツキさんも自分の運命を呪ったろう…。まさか弟子も引き取った養子もこんなことになろうとは。一度追い求めてしまったら逃げられない。知に囚われたものの怖さよ。

あとみんなバデーニさん大好きなのわかるよ。バデーニさんみんな大好きじゃんこんなの。性格おしまい聖職者大好物ですありがとうございます。
第二部観終わってからずっとバデーニさんとオクジーくんのこと考えてるよ。ていうかオクバデです。本当にありがとうございました。
正直その…目の前で相手が拷問されるシーンって……スケベですよね………………。
相手の口が裂けても誤魔化し続けようとしていたのに、オクジーくんの目が潰されそうになって動揺して折れちゃうのさすがにかわいいすぎる。目を潰される痛みを自身が知っていることもあるけど、それよりも知を追い求める歓びを知ったオクジーくんの大切な目を守りたいという情…。この人…すごい情に流されるじゃん…。
オクバデのことなんぼでも捏ねたいけど、ながら観だった部分もあるので咀嚼するには足りてない。見返す時間あるだろうか。

第二部で好きなサブキャラはヨレンタを逃してくれた審問官の子かも。あとクラボフスキさん。

ヨレンタさんの25年を思うと苦しいね。知を追い求める研究者ではなく、異端解放の方に走っていったその…そこまでの苦しみを…。
自分がそこそこ不自由なく生活できて学問にも触れられたのは父の仕事のおかげだったということ、苦しみと感謝でぐちゃぐちゃだったろう…。そしてあのふたりの年齢をとうに越してしまった自身を…。
異端解放軍の面々も好きだったな。

ほんでもってノヴァクさんよ。
わたしはあの吹っ飛んだ片腕がヨレンタだとは最後まで気付いてない派です。ノヴァクさんのヨレンタはあの日燃えて死んだので。
でもアニメで唯一涙が出ちゃったのはノヴァクさんがヨレンタの片腕に手袋嵌めるシーンでした。この人も翻弄されまくった人生でさ。作中の主人公サイドから見たら悪なんだけどさ。

OP映像の火の中のラファウがラスボスの笑みすぎる。

最終章ラファウ先生はさすがにネジがぶっ飛びすぎですけども…。ここまで知を追い求める者、知を広めんとする者を描いてきてその暴力性もしっかり描いて漫画を閉じる作者よ。エンタメだね〜。


いや〜、これはさすがに紙の本を買おうと思います。よかった。怪物もしばらくめっちゃ聴きます。
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感想

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